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塩をたずねて三千里(8)
インカの塩

インカの塩を作っている「千枚田」

ここは遥かアンデス、標高3,200mの山の中に突如として広がる白い「千枚田」。乾燥しているアンデスの、赤茶けた山々を巡り、旅をしてきた者は皆、この光景に圧倒されると言います。そして、これがなんとインカの時代から続く「塩田」と聞くと、私たち異邦人は驚きを隠せない表情を浮かべることでしょう。
なぜ、こんな標高3,200mもの高地に「塩田」が・・・。疑問は膨らむばかりです。
塩水の湧き出る泉 「塩田」の最上部に、きれいな水のわいている「泉」を発見しました。乾燥した風景を歩いていると、本当にのどが渇きます。
では、その「喉」をこの泉の水で潤すとしますか。・・・・・・・・・

うわ〜〜〜〜塩辛い!!!!
塩辛いぞ〜お〜! たまらない!ますます喉が渇くう〜〜。たすけて〜〜

そうなんです。実は、めちゃくちゃ「塩分濃度」が濃い水が湧き出していたのです。
あ〜〜びっくり仰天!!。

実はこの場所は、神聖な場所なんです。こんな山の中に、人が生きていくのに必要な「塩」を提供してくださる「自然の恵み」・・・昔の人は、それこそ「神」に感謝をささげたに違いありません。

この「神聖な泉」の水を、上の写真の「千枚田」に引き込み、インカ以前の遥か昔から、ここでは「塩作り」が行われていたそうです。


 アンデス山脈は、何万年もの昔に、地殻運動の末、太平洋から隆起してできたと云われています。そのときの地底の奥底に、塩分をたくさん含んだ層があって、それがアンデスに少しづつ降る「雨」に溶かされたり、地下水となって地下を流れ、所々でこうして地表に湧き出ているんだそうです。なんだか人知を超えた悠久の歴史を感じてしまいます。
塩田に通じる細い水路 さて、一休みしたら『塩田』散策してみましょう。

先ほどの「泉」の水が、いかにも頼りなさそうな「水路」を通って、この広い「千枚田」の隅々まで運ばれていきます。水路の回りも、結晶した塩で、真っ白です。
こんなに「塩」と「太陽」に照らされて、紫外線はすごく多いけれども、なんだか体の中から清められているように感じます。

ここの塩は、「インカのプラチナ」などと呼ばれ、(うっすらピンク色をしています。)歴代のインカ皇帝にも献上されたと伝えられています。
表面をたたいて固めます。 一番塩の山
さて、塩の作り方はどうなっているでしょうか・・・・

まず、「田」の中に、泉の水を引き込んで、満水にします。 一番最初は、結構深いんですよ。(写真右の真ん中右寄りの池がそれです)
しばらくすると、太陽と風の力により、すっかり乾燥します。すると、また水を満水にします。・・・これを繰り返し、だんだん塩の層が厚くなってきたら、写真左のように、人力でたたいて平らにし、押し固めます。そして、さらにまた水を入れ、乾燥させます。
こんな手作業を半年くらい積み重ねると、表面が「真っ白い」塩の結晶で埋め尽くされます。
その、表面の、結晶の一番いいところを集めたのが右の写真の「塩の山」なんですね。
下のほうの茶色っぽい塩は、牛などの家畜になめさせるのに使うそうです。この塩は、塊でクスコの市場などで売られています。

さて、「一番塩」は人間用になるので、塩田の上にある小さな工場へ運び上げ、粗挽きします。標高3,200mもあるので、しかも人力で運ぶため、かなりの重労働ですね。
ちなみに、馬やロバを使うと、「糞」が塩田に入ってしまうので(馬やロバはどこでもしてしまうから)使えないそうです。
工場の前で最後にもう一度塩を乾かします。 塩を砕いている所。
こちらは塩田の上にある小さな塩の工場、と言うよりは、加工場です。
まず、最後に広げて、太陽と風の自然の力のみで乾かします。(写真左)
そして、袋に入れて工場に運び込み、手作業で機械に入れて細かく砕きます。(写真右)
本当にすべて手作業ですね。驚くばかりです。

この細かく砕いた「インカの塩」を袋に詰めて、クスコの町へトラックで運びます。
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