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| モラヤ作り | ||||
| *自然食の宿『タンボロッジ』で手作りしている水にさらす凍み芋の「モラヤ」。その手作りの様子を紹介します。 |
| アンデスでは、凍結乾燥じゃが芋(凍み芋)には、2種類の作り方があるんです。 その一つは、前のページなどで紹介した「チューニョ」ですが、それとともに重要なのが、「モラヤ」(Moraya)又は「トゥンタ」(Tunta)又は「白チューニョ」(Chun~o blanco)と呼ばれる「水に晒してあくを抜く」タイプの、真っ白な「凍結乾燥じゃが芋」なんです。 こちらの作り方はと言うと、夜に凍らせて、昼はむしろをかけて太陽に当てずに解かし、その後、湧き水などで数週間さらしてあくを抜き、日陰で乾燥させる、という作り方をします。 「チューニョ」が、凍らせて脱水したあとに「火責め」にする(太陽に当てるから)のに対して、この「モラヤ」は凍結させるまでは同じですが、その後、まったく「太陽」に当てずに、まるで「水攻め」にして作る感じがしますね。 ちなみに、この「モラヤ」に使うじゃが芋は、「あく」(毒)がかなり強く、凍結、脱水しただけでは「毒」抜けない品種を使います。 いろいろな品種のじゃが芋を作ってきたアンデスならではの「生活の知恵」なんですね。 |
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たくさんの品種を作るということは、「飢饉」から自分たちを守る、昔の人の素晴らしい「知恵」なんです。 なぜかと言うと、もし「じゃが芋」の一つに「病気」が発生したとします。 すると、すべて同じ品種を作っていると、「全滅」してしまい、大変なことになってしまいます。 しかし、いろいろな品種を作っていると、一つの品種がだめになるだけで、ほかの品種は残ることが出来るんですね。 今でもアンデスの町の市場に行くと、たくさんの種類の「じゃが芋」が並んでいるのを見かけます。(写真左のじゃが芋、袋ごとにすべて違う品種です。・・クスコの市場にて) |
| 一つの町に、20種類くらいはあるといわれているんですよ。 ちなみに、アンデスでは今までの歴史上、「飢饉」による死者を出したことがないんです。 素晴らしい「先人の知恵」ということが出来るでしょう ちなみに、名前の「モラヤ」とは、アンデスの先住民の「ケチュア族」の言葉で、「白い」という意味、また、「トゥンタ」とは、やはりアンデスの先住民の「アイマラ族」の言葉で、「白い」という意味なんです。 |
| では、その「モラヤ」を自分で「手作り」してみましょう。 まず、「凍結」させるまでは、前のページの「チューニョ」と同じです。 さて、ここからが「モラヤ」独特の作り方です。 まず、湧き水の注ぐ「池」に、「凍らせたあとに解凍し、皮を剥いた」ばかりのじゃが芋を沈めます。 あとで引き上げやすいように、「網」に入れて沈めておきます。 近くの樹木に紐をくくりつけ、取り出しやすいようにしておきました。 |
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| 月日は流れ、やがて約1ヶ月の時間がたちました。 湧き水の池に浸けておいたじゃが芋は、いったいどうなっているでしょうか?。 どろどろに溶けてしまっていないかと心配でしたが、引き上げに行くと、「真っ白」なじゃが芋が現れました。 「やった〜〜!!」と思わず、小躍りしてしまいました。 これはばっちり、「あく」が抜けている証拠ですね。 さっそく家に持ち帰り、乾燥に入ることにしました。 |
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| タンボロッジの屋根裏スペースで、太陽に当てずにひっそりと「モラヤ」を乾燥させます。(写真左) 乾燥させること、およそ2週間、ついに待望の「自家製モラヤ」の完成です。(写真右) アンデスの市場で見た「モラヤ」そっくりに出来ました。 前のページの「チューニョ」と元は同じじゃが芋なんですよ。でも、色はまるで正反対ですね。 われながら、うまく出来たと大喜びの瞬間です。・・わ〜〜〜い!!・・ さて、これをいろいろな料理に生かしていきたいと思います。 |
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